【新しい葉っぱの季節】に送る詩

「僕の知らないこと 君が知らないこと」

久しぶりの街 街路樹の花

知らない花が 青空に映える

あれは なんの花だろう

君に見せたいと思う 休みの日

いつも一緒の君は 今日はお出かけ

だから僕は 花の名前が分からない

携帯で撮って 見せればいいけど

この鮮やかさは 届けられない

街を歩きながら どこかの君を想う

この鮮やかさを 知らない君の笑顔

君がいなければ 花の名前も分からない

そんな僕を忘れて 楽しんでいればいい

僕の知らないこと 君が知っている

ささやかな くすぐったさに

少しの寂しさを まぎらして僕は

君の知らない今日に 歩いてゆく