青蛙

やあ はじめまして 畑のおばさんだよ

なんて君は小さくてかわいいんだ

昨日オタマジャクシから蛙に変身したのかい

私の小指の一関節ほどじゃないか

葉っぱの上にちょこんと座ってかわいいなあ

その黒くて小さな瞳にこのおばさんはどんな風だい?

まるで怪獣のようだろう

いいかい 君は本当に小さくて無力だから

十分に気をつけて生きるんだよ

誰にも邪魔されないように生きていくんだよ

ほら 上を見てごらん

鳥たちが葉っぱの下から君が出てくるのを待っているよ

下のクローバーの茂みは気持ちよさそうだろう

でも ついさっき黒い蛇が横切っていったよ

上も下も君のように無力で弱いものが

うっかり 不用心に出てくるのを待っている

逃げるときの君の一歩はわずか1センチほどだ

そんなときは君の唯一の武器で葉っぱや木の色に変身をして

敵が通り過ぎるのをじっと待っていなさい

決してやつらの前に姿を現すんじゃないよ

人間のように親やばぁちゃんがいない君は

そんなに小さくても自分で守るしかないんだからね

君の命が君のものとして生き続けられるように頑張りなさい

一匹ぽっちで寂しいとか思わないで、

君のきょうだいたちが ほらあっちにもこっちにも

畑におばさんがいるときなら蛇も鳥も追っ払ってあげる

でも君が頑張るしかないんだからね

グッドラックだ