三度三度食事が終わるたびに、総勢約70名のお年寄りたちを順々にエレベーターに乗せて各階に連れてゆく介護員さんの作業は上手くゆけば数十分ですみそうなのに、なかなかそうはいっていないようです。 

これはひょっとして単にエレベーターの台数を増やせば解決するものかもしれませんが、現状は大小2台のエレベーターを使うしかないようです。エレベーターについては次に新しいエレベーターを作る時に解決してください。  

何時間もかかる訳ではないので、さほど気にならないことですが、でも何となく見ていると、ほとんどのお年寄りたちは、我先に乗り込みたがる様子です。多分待たされるという状態に我慢できないのでしょう。

焦って早く乗ろうとする人を見ると、ここでこんなでは緊急時にはパニックになりそうと心配。

エレベーターに乗らなくて済むのだったらどんなにいいかしら?

自分は一種の閉塞恐怖症なので、狭い箱に閉じ込められて、息をつめていると気分は沈むばかりです。

望んでもいない場所に拉致されるようだし満員電車に乗り込むようで、みじめになります。しかも食堂の窓は締め切っており、夏場でも冷房を(多くの方が嫌がるので)つけないしで明らかに酸欠状態、席が満席になる頃、酸欠状態は最悪です。

食堂、ラウンジなどの公共の場所の空気を快適に保つ空調設備も徹底して欲しいし、換気も徹底して欲しい。

それほど難しいことではないはずです。健康に欠かせない基本的なことですから。

願わくは、自分の好きな時間に自ら自分の部屋に戻りたいのですが……これは無い物ねだり……。

のっけから不平一杯のエッセイです。しばらくお付き合いください。私のため息はブルースになりました。

本書はつれづれなるままに、ホーム暮らしで気になるあれこれを綴りました。ある人にとって多少なりとも参考になるかもしれませんから。