古事記の秘める数合わせの謎と古代冠位制度史

牧尾 一彦
出版社名:幻冬舎メディアコンサルティング
発行年月:2024年1月31日
ISBN 9784344946675 判型 A5338ページ
価格1,500円+税
古事記の誕生から1300年。
その胎深く秘められ続けていた数合わせの発見により、これまで解き明かされることのなかった真実が闡
明される。
◇古事記の数合わせは古代冠位制度史を証明する。
・別天神五柱と神世七代の構造は天武朝冠位制度の構造に一致する。
・数合わせは近江令冠位制度の存在を証する。
・大宝律令は藤原不比等が近江律令を換骨奪胎したものである。
◆壬申乱前代の改新政治による衆生救済政策は
乱後の天武朝による愚民化政策によって破壊された。
◆神生み神話の35神問題は古代戸籍制度史が解く。

(正誤のおらせ)
P293・4行目 (誤)能基呂嶋 → (正)淤能基呂嶋

掲載記事

著者詳細

牧尾 一彦
1947年 岐阜県にて生を受ける。
2016年 総院長を務めていた精神科病院を退職後は妻の介護をしながら家事と日本古代史研究に
専念。
著書『古事記の解析』(栄光出版社)、『古事記考』(私家本)、『国の初めの愁いの形――藤
原・奈良朝派閥抗争史』(風濤社)、『日本書紀編年批判試論』(東京図書出版)、『邪馬臺国
と神武天皇』(幻冬舎)、『6~7世紀の日本書紀編年の修正――大化元年は646年、壬申乱は67
3年である――』(幻冬舎)