人生を航海する上で、役に立つと思うものは手に入れ、いらないものは捨ててきたはずですが、まるで船体に付くフジツボのように自分のこころにこびり付き、かえって自分を不幸にしている考え方です。

皆さんは、「いや、これが俺だ」「これが私だ」と言いますが、それはフジツボです。

裸の王様のように、はたから見ると恥ずかしい思い込みでも本人は気づきません。

「その考えはおやめになったら」などと言おうものなら、「私の何がわかるんだ!」と、怒鳴られるかもしれません。

「これが私ですから、結構です」と立ち去るかもしれません。

でも、それがフジツボです。

実はあなたではありません。