【カツ丼】

私の兄は中学生の頃、駅伝部に所属していた。

毎日一生懸命練習をして、次の試合では好成績が期待されていた。

そして、駅伝大会当日、私の母は駅伝で勝てるようにと朝食をカツ丼にした。

たくさん食べて試合に臨んだ兄は
 

見事、消化不良で途中棄権した。

【ピッチャー】

私は中学の時、野球部だった。ピッチャーになりたくて部活がない日も、嫌がる仲間を半ば強制的に引き連れてピッチャーの練習に付き合わせていた。

そして、2年の時に、部活の顧問が代わり、ピッチャーの試験があった。ピッチャー希望でない者もテストを受けた。

私は今までの成果を出すチャンスと思い、思い切り投げてアピールした。

手応えはあった。私は後日ある結果発表を楽しみにしていた。

しかし、審査の結果、私の投げ方は「やり投げだ」と言われピッチャーを降ろされた。
 

私は「投げやり」になった。

※本記事は、2020年10月刊行の書籍『ソートの人生 喜びも怒りも、悲しみさえも、笑え』(幻冬舎ルネッサンス新社)より一部を抜粋し、再編集したものです。