休戦協定により薄氷の均衡状態となった世界。 任期を終えて「センター国」に帰還したギルバードは数年ぶりに幼なじみ9人で集まり、それぞれの近況報告に花を咲かせていた。 そんな中、隣国による突然の侵攻と一人の小説家の死をきっかけに彼らの関係性に不穏な空気が漂い始める。 それぞれの抱える秘密が明らかとなり、物語は衝撃の結末を迎える――。