ニシベツ伝記
判型 電子のみ
舞台は北海道・根釧原野。
かつてよりアイヌ民族から「コタンコロカムイ（村々の守り神）」と慕われてきたシマフクロウは目を疑った。
突然、見たこともない人間たちが押し寄せて、自分たちの住処である森林を伐採し、木々の刈り取られた大地には次々に牛が放たれていったからだ。
時代の流れとともに酪農が拡大し、人間たちのみかけの暮らしがよくなった一方で、シマフクロウとサケの母なる川・ニシベツ川は汚染されてしまった。
この現実を目の当たりにしたニシベツ実業高校・酪農科と水産科の生徒たちは、互いに意見をぶつけ合いながら、問題解決に向けて奮闘する。
実際の調査をもとに描かれた、地域社会の未来を切り開こうとする若者たちの成長物語。
目次
- 序章
- 一． 朝
- 二． ふ化場実習
- 三． 乱闘
- 四． 電気伝導度
- 五． シバムギ
- 六． 計画発表
- 七． 中渡牧場
- 八． 硝酸態窒素
- 九． 炭酸カルシウム
- 十． 陽イオン
- 十一． トルイジンブルー
- 十二． 河畔林
- 十三． 塩化ランタン
- 十四． アルミノン
- 十五． 中間発表
- 十六． 仮説
- 十七． 腐植酸
- 十八． カリウム
- 十九． 校内実績発表
- 二十． 実験
- 二十一．ニシベツ環境フォーラム
- 二十二．コタンコロカムイ
- 二十三．農場のひだまりで
掲載記事
-
小説ニシベツ伝記【第21回】
-
小説
ニシベツ伝記【第20回】
-
小説
ニシベツ伝記【第19回】
-
小説
ニシベツ伝記【第18回】
-
小説
ニシベツ伝記【第17回】
-
小説
ニシベツ伝記【第16回】
-
小説
ニシベツ伝記【第15回】
-
小説
ニシベツ伝記【第14回】
-
小説
ニシベツ伝記【第13回】
-
小説
ニシベツ伝記【第12回】
-
小説
ニシベツ伝記【第11回】
-
小説
ニシベツ伝記【第10回】
-
小説
ニシベツ伝記【第9回】
-
小説
ニシベツ伝記【第8回】
-
小説
ニシベツ伝記【第7回】
-
小説
ニシベツ伝記【第6回】
-
小説
ニシベツ伝記【第5回】
-
小説
ニシベツ伝記【第4回】
-
小説
ニシベツ伝記【第3回】
-
小説
ニシベツ伝記【第2回】
著者紹介
