大学1年生のスグルは、高校でも同級生だったサヤカと一緒に通学するようになった。 やがて軽音楽サークルに入部し『Boketto』を結成したスグルと対照的に、ダンスが得意なサヤカはどのサークルにも所属しないと言う。 お互いに他愛もない話をするうちに、スグルは天真爛漫なサヤカに心惹かれていく。 初めてのライブも大盛況で終わり、彼はついに想いのうちを彼女に明かそうと決意するのだが……。 儚くも美しい、青春恋愛小説。 様々なジャンルで活躍する、総合芸術家である筆者の渾身のデビュー作。