【神映湖の恋姫伝説】 およそ千年も昔、とある村に愛し合う男と女がいた。 しかしイジワルな天の神様がお告げをする。 『男は別の娘と結ばれるのが相応しい』と。 奇しくもその日は七月七日――七夕の日だった。 愛する人と引き裂かれた娘は、このような運命の者は自分で最後だと、人々の恋を助けるようになる。 そして娘はいつしか恋の神様、「恋姫」と呼ばれるようになっていったのであった。