昭和31年に生まれ、大阪で苦労して育った正行は、就職後、 東京に出て羽振り良く暮らしていたが、事業に失敗し、 中学生の長男の面倒をみながら主夫としてヒモのような生活を送っていた。 そんな時、偶然再会した古い仲間との邂逅が、過去の自分の人生と向き合い、 自分を変えて生き直すきっかけをくれる――。 読み終わった後、多くの気づきと清々しさをくれる感動作。