男はその出会いを運命だと感じた。
女は、彼を好きになることは“損”だと考えた――
引かれ合いながらも傷つけ合ってしまう男女の恋の行方。
「きっと君はいつか思うよ。彼女の記憶の片隅に自分がいられたことがしあわせだったって。それは君の生きた証。切ない人生なのかもしれないけれど、そのなかで彼女という存在に出会えたのは奇跡なんだ。」(本文より)
夢に描いていた“菜の花色のしあわせ”。それを叶えたいと思う相手と出会ったとき、運命の時計の針が動き出す。すれ違う想いに切なさが募るラブストーリー。
価格:1000円 +税