【前回の記事を読む】ついに抗がん剤の副作用が…辛い治療に耐える妻の身体を慮るミロのヴィーナスのレプリカ像が立つラウンジで革張りのソファに落ち着くと、時村さんがコーヒーを注文する声に被るくらいの勢いで廉の方から話し始めていた。「私をデスクから降ろしてもらえませんか。病院通いと家事を繰り返しているうちに、もうデスクとしての職責を果たすことは無理だと分かりました」「そうですか。承知しました」。その腹積…
[連載]遥かな幻想曲
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小説『遥かな幻想曲』【第22回】尾島 聡
【小説】初めての退院…妻は声をあげて、ひとしきり泣いていた
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小説『遥かな幻想曲』【第21回】尾島 聡
「さっきの電話、ホントに泣けたわ」抗がん剤治療に挑むママ
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小説『遥かな幻想曲』【第20回】尾島 聡
ついに始まった妻の抗がん剤治療。懸念していた副反応は…
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小説『遥かな幻想曲』【第19回】尾島 聡
妻の入院で始まった父娘の生活。娘がみせた意外な成長とは
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小説『遥かな幻想曲』【第18回】尾島 聡
【小説】がんで入院する母…娘の手紙に書いてあった一言に号泣
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小説『遥かな幻想曲』【第17回】尾島 聡
【小説】がんで入院する妻…「ママ、じゃあまたね」の意味は?
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小説『遥かな幻想曲』【第16回】尾島 聡
【小説】「ママの病気、がんなの」でも…娘が口答えをした理由
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小説『遥かな幻想曲』【第15回】尾島 聡
【小説】入院を控える妻…何も知らない娘からのプレゼントに涙
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小説『遥かな幻想曲』【第14回】尾島 聡
愛する妻からの告白「私、肺がんかもしれない」動揺する夫は…
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小説『遥かな幻想曲』【第13回】尾島 聡
廉の耳に届いているのは、紛れもなく「比類なき音」だった。
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小説『遥かな幻想曲』【第12回】尾島 聡
ついに購入の時「私、この音大好きよ」妻が選んだピアノは…
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小説『遥かな幻想曲』【第11回】尾島 聡
値段じゃない!新品より中古ピアノが「優れている」ところ
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小説『遥かな幻想曲』【第10回】尾島 聡
「何か引っかかるんだよね」破格の値引き提案の裏には…
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小説『遥かな幻想曲』【第9回】尾島 聡
【小説】思わずため息。スタンウェイの優れた音の秘密は…
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小説『遥かな幻想曲』【第8回】尾島 聡
ピアノ200万円引き!? 心底親切な提案を「無理」と断った理由
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小説『遥かな幻想曲』【第7回】尾島 聡
はるばるピアノを見に来たが怪しげなテクニシャンに翻弄され…
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小説『遥かな幻想曲』【第6回】尾島 聡
「ピアノとの出会いを楽しむ今が、一番幸せな時かもしれない」
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小説『遥かな幻想曲』【第5回】尾島 聡
特別な出会いだったが「ピアノと分かり合えないからもういい」
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小説『遥かな幻想曲』【第4回】尾島 聡
「モグラみたいな人生ですね」一週間後…二人の交際は始まった
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小説『遥かな幻想曲』【第3回】尾島 聡
「あの子が正面から向き合えるピアノを」…始まる2人の旅