しかし、刑事仲間にはなんと説明しようか? エアリーのこともドッグのことも言えない。

そこで、紀香にメールした。すると、

__「トゥルルルル……トゥルルルル……」

「はい。俺だけど、もう遅いからさ、明日説明するよ」

「わかったけど、名簿屋なんてあるのね」

「あるよ。二課じゃ常識だよ。友達の話だと、個人情報をお金払って教えてくれるところがあるんだってさ」

「それ、違法でしょ?」

「もちろんさ。高額納税者とか高学歴卒業名簿とか電話番号全部わかっちゃうよ」

「へーー、そうやってお金持ち狙って詐欺やってたのね」

翌日、刑事仲間にそれとなく、怪しげな人物と名簿屋の説明をして、パーフェクトとのつながりを手分けして調べてもらった。

「相田君、パーフェクトに通ってたニートを見つけたよ。森田俊、十七歳。中学時代に親に虐待されて、家出してネットカフェで寝泊まりしてたそうだ」

「こっちは杉田綾乃十六歳。風俗の仕事を年をごまかしてやってたらしいけど、辞めたくてもっと率のいいパーフェクトの仕事をやってたってわけだ」

「俺も、高橋裕太十九歳。オレオレ詐欺の受け子やってたけど、逃げられなくてパーフェクトに入れられたそうだ」

「ありがとうございました」

「それで、名簿屋はどうだったんだ?」

省吾と紀香が二人で行ったが、エアリーを使ってのことだったので、省吾は刑事仲間に悟られぬように都合よく一方的に話をすることにした。