【前回の記事を読む】大切な言葉ほど伝えにくい…「きもちは言葉で伝えなければ」

総ての人は終わりのない存在

 
 

書の教室で、習いに来ていた小学生の女の子に霊感がある子がいて、私に何が見えるか聞いてみたところ、「おだんご」「かんざし」が見えると言いました。

思い返してみれば、春にはよもぎ団子、初夏にはサンキラの葉で包んだおまき、秋にはあんこ餅、冬はおいりと全部母の手づくりのおやつだったのです。そして毎朝きまって髪をきれいにアップにし、翡翠のかんざしをさすのが日課だった母でした。

ある時、うすい藤色のかんざしをプレゼントしたものの後日うすい色はあまり好きではないと返されたことがあり、これでおだんごとかんざしの理由がわかりました。

母は生前、「この世で強く思ったことは念として残るのよ」と言っていたので、かんざしを返したことへの悔いが残っていたのでしょう。きっと霊の世界からの母の思いに違いありません。蝶やトンボやハエに精霊が宿ると言われています。

私達すべての人は、終わりのない旅を続ける存在です。まだまだこれから無限の次元を経験していくのです。何て素晴らしいことでしょう。すべての人が永遠の人生にありがとう‼ ブラボーです。