〔沖ヨガ道場の食事〕

沖ヨガ道場の食事は、起床後、読経、清掃、山のマラソン、水風呂を行ってから約4時間後、薄めの味噌汁1椀でした。薄めの味噌汁は腸の蠕動運動を良くして、大小便や老廃物の排泄を促進するためです。昼食は、玄米少々と野草の天ぷらや煮つけしたもの、夕食は薄めの日本そば1杯という少食で、玄米菜食でした。当然、無添加調味料、自然の洗剤を使用します。そして、何かを食べるということは野菜や米の命をいただくことなのですから、食事は感謝していただくことを教えられたのです。

〔栄養摂取の誓い〕

沖ヨガ道場での食事前にみんなで唱和する誓いをご紹介します。「栄養は自分に良いものを取り入れ、自分に悪いものを入れず、不要なものは出し切ることであると知りました。自分に取り入れて、良いものと悪いものを知っているのは、体自身に与えられている知恵であると、知りました。今からの私は、自分の内在智の教えに従って、自分に適し自分に必要なものを取り入れ、不要で不適なものは出し切るよう努めます。いただきます」

〔食品添加物に注意!〕

安部司氏著書『食品の裏側』によりますと、加工食品や外食ばかりの食生活で食品添加物を毎日摂りすぎると、食品添加物という異物の毎日の蓄積による害が出る可能性があります。食品添加物は、国が認可していても、中には「毒性」が疑問視されるものも少なくありません。

例えば、添加物の本に「特に危険だ!」と載っている添加物には、合成着色料(赤102、赤3、黄4、黄5、青1、青2)、合成保存料(ソルビン酸カリウム、安息香酸ブチル)、酸化防止剤(BHT)といった添加物が数十種類もあるそうです。また、加工食品に使われている食品のうまみをつける『たんぱく加水分解物』は、スナック菓子、インスタントラーメン、ミートボール、ハム他多くの食品に使われていますが、この「加水分解物」は子供の味覚を破壊し、「天然の味をまずい」と感じてしまう子供も出てきてるという現実があるということです。

加工食品ではなく、出来るだけ素材を買ってきて、手作りで、より安全な食事を摂ることが、心身の健康と丹田力を高める秘訣です。自然食品店では、無添加調味料、だしの素、味噌、お菓子などを販売していますので、できるだけこのような身体が喜ぶ食品をお勧めします。

自然食品の値段は少々高いですが、ご家族が少食にすることでエンゲル係数を下げることが可能ですし、なおかつ、少食によって健康を保つことができますので、結果として医療費を減らすことができ、トータルで見れば経済的バランスも取れるかと考えます。