【前回の記事を読む】教え主が原因で教団分裂の危機。身の置き所を神に尋ねるも…

天狗岩にて

私の友人である父親が娘二人を連れて来て妹の方がしょっちゅう見ると言い、三人並んで三組のお浄めを何度かさせていただいたこともある。幽霊と言えるかどうかわからないが、夜、前の方が赤くて後ろの方が緑がかった青い光の帯が飛んで来て一軒の屋根の上で消えるのを何回か見たと言う人もいる。

私は兄に、「儂は幽霊を見たことがない。見る、見えるということは所謂周波数が合ってるということなんだろうな、テレビやラジオもダイヤルやらチャンネルを回さなんだら、見たり聞いたりできんのと同じことと違うんかな」

「チャンネルを回せって、どんなことしたらええんじゃろ」、人それぞれ、やり方があると思う。

「世界真光の教え主様、関口師は、『「手かざし」の大奇跡』、という本のなかで湯行のすすめを書いている。三原資忍氏は、『神界革命』という本を書いてる人でラジオでたまたま聞いただけやけど、『呼吸をするとき右だったか左だったか忘れたけど片方で綺麗な空気を吸い込み、もう片方で体内の不純物を使い終わった空気と共に吐き出しなさい』、と言ってた。仏教でいう処の観想も必要だと思うけどな」

「お前は何かやっとんのか」と聞かれたので、

「特にというようなことはやっとらん。風呂に入って出る前に、首までつかって合掌して、スの神様ありがとうございます。火の神様ありがとうございます。水の神様ありがとうございます。大地の神様ありがとうございます。今日もこうして温かい風呂に入ることができ心身共に綺麗になることができました。これもひとえに、スの神様、火の神様、水の神様、大地の神様のおかげでございます。と言い両手に湯を満たして水よありがとうと二回言ってる」

「スの神様ってなに」

「スの神様というのは、神道でいうところの天之御中主様と思ってもよいし、言葉でそうです、違いますとスで決めつけるだろ、すなわち決定権を持つ神様と思っているよ」