三寒の寒さゆるびてかぎろへば 冬田つヾきの海光るかも

 

むしろたれて冬構へする韓びとの 家並は低し川にむき立つ

 

いささかの青菜貯へ韓人の 冬のたつきは簡に過ぎたり

※本記事は、2021年5月刊行の書籍『短歌集 蒼龍の如く』(幻冬舎メディアコンサルティング)より一部を抜粋し、再編集したものです。