はじめに

この本を読むにあたって真っ先にあなたに理解していただきたいことがあります。それはこの本に出てくる物語は、深遠なる超古代の物語だということです。

あなたが今まで生きてきた記憶の中に刻まれた固定概念を、一度白紙に戻す必要があります。固定観念をすべてなくすことはできないにしても、いくらかでも構いませんので、空白のスペースを作っておいてほしいのです。そのスペースの中に新しいこの本に出てくる知識を入れてほしいのです。

多次元の宇宙世界

まず、あなたに理解してほしいのは、私たちが暮らしているこの地球、そしてこの地球を包み込むような宇宙、この青緑色の美しい地球は多次元の世界でできているということです。現在私たちが住んでいる地球、物質の世界は三次元の世界です。しかし、この地球を包み込むように四次元から十一次元までの世界があるのです。十三次元まであるともいわれています。

この物語でいう次元とは、あなたたちが理解している次元とはかなり違います。あなたたちが理解している三次元とは立体を表している物理的な次元を指しています。一次元は点で二次元は線、そして三次元は立体となります。この三次元の立体の世界に時間軸を入れて四次元の世界としています。

この物語に出てくる次元とは、一次元は鉱物の世界、二次元は植物、動物の世界、そして三次元の世界が人間の意識と物理的な世界を指します。そう今あなたが生きて生活をしている世界です。四次元の世界とは、私たちが死んでから行き着く先の途中、通過する世界が四次元の世界なのです。