終わりなき無限の空洞、流されてただ流されて尚見渡せず
叫んでも何も聞こえずただ一人 聞く者もなし己が心音

戦前の罪を後世の人等には償うことは出来ぬことなり
※本記事は、2021年9月刊行の書籍『茜色の空』(幻冬舎ルネッサンス新社)より一部を抜粋し、再編集したものです。
茜色の空【第5回】
人間の美しさとみにくさ、コロナ禍での生活、忘れられないあの女性……。
ささやかな日常を詠った誠意ある作品、幅広く物事を取り上げ、「今」を鮮烈に詠いあげた短歌集。
終わりなき無限の空洞、流されてただ流されて尚見渡せず
叫んでも何も聞こえずただ一人 聞く者もなし己が心音
戦前の罪を後世の人等には償うことは出来ぬことなり