【前回の記事を読む】詩集「妖精リルル」より2連

トロピカルジュース

トロピカルジュースを飲んでも イマイチ考えがつかめない

私はご飯も 食べられない

心が 切なくなるから……

真夏の胸元に ほほをうずめる

いつか時が 過ぎゆくように

いつものバス停 隣は近道

だらだら~と~生きてく

行きたいけど 行けないけど

思いはさらに 膨らんでいくばかり

のんびりと過ごした夏の日 メロディーが 涙をこぼす……

 

朝は遠い けどまだ はるか近いー

私の今頃は 夕日の中

トロピカルジュースを飲んで さっき目が覚めた

眠れない時には じっくり

時を じっくり待たなくっちゃね

朝日が目をさした 今はただ 停車バスの中

瞳開いたらまだ……

また 何も考えちゃいない 何も出来ない

人は辛さを 覚えて走るから

のんびりと過ごしたあの日 音色が 涙をこぼす……

朝は過ぎてく ただ一つ 過ぎてくー

私の今頃は 夕焼けの中……