【前回の記事を読む】歴史学を究める道半ばで…前途有望だった教え子の早すぎる死

中部地区の単位制高校

平成9年4月、人事異動。3校目は全日制普通科単位制高校であった。ここでは、都立高校初の海外修学旅行の実施に関わった。しかも、「9・11事件」の発生直後のことで、出発ギリギリまで山積する様々な課題を乗り越えての実施であった。

当該学年主任として、今振り返るに、様々な思い出が走馬灯のように甦る。行き先はシンガポール。宿舎は何と、知る人ぞ知る、あの「ラッフルズ・ホテル」。後にも先にも最初で最後か⁉

一方、この時期は、管理職選考にも合格し、教員生活にも転機が訪れようとしていた頃でもあった。