繰り返し言うが、神霊界は感情の世界である。人が想像した天国の絵などを見ると、物がいっぱいである。人が天国を想像するとどうしても物があって、平穏な世界を想像してしまうのである。

他には、音楽を加えた。音楽は子供のころにみたアニメーションの歌である。楽しかったと感じた曲が想念で作られた。楽しいだけでなく、勇気を奮い立たせるような曲もある。曲は全てではなく、憶えているところだけで十分なのである。

青い海も加えた。波が体に触れるのが楽しいと感じたからだ。大海が想念によって神霊界に存在するわけではない。愛は、様々だ。人権活動している人々の講演を聞き、感動するとその感情が神霊界にできている。人に励まされたときに感じた感情もある。人に教えられたことが、神霊界にあるのだ。

以前の神霊界は、極めてわずかな感情しかなかったのだ。これまでの神々は、新しい神になろうとする存在があまりにも異質なので、阻止しようとした。だが無駄である。これまでの神々は、多くの愛情、喜びを受け入れることになる。

今でもこれまでの神々は反抗しているが、やはり無駄である。こうして神霊界が変わったことで、空虚な神霊界で眠っていた無限とも言える霊たちが目覚め、新しい世界を楽しんでいる。二度と元の神霊界には戻らない。すべての霊の意思である。

新しい神霊界は、とても楽しいのだ。新しい神は、人類惑星の最後に生き残った人間を、神の後継者として絶対に選択しない。任せることなどできないのだ。むなしい世界は受け入れない。

新しい神は、神霊界で眠らず、幾千兆年、永久に留まることを決意している。新しい神は、新しい神霊界が、完成したので、今度は人類に手を差し伸べることにしたのだ。地球人類が危ない。気づかせなくてはと思っている。

新しい神は、この地球で生まれた。だから地球をとても愛しているのだ。

※本記事は、2021年7月刊行の書籍『新地球論―新宇宙論―新神論』(幻冬舎メディアコンサルティング)より一部を抜粋し、再編集したものです。