夜のエンターテイメントでは、土曜日のフラメンコ・ショーはその迫力に圧倒されました。

昨年11月のマドリッド旅行の際は大きな劇場でのディナー・ショーで若いカップルと同席し居たたまれない思いをしましたが、バルセロナでは酒場風の小さな劇場の齧り付きの席で、この方がフラメンコの熱気と雰囲気が直接伝わってきます。ソリストが1ステージを踊り終わったあとは顔一面に汗が浮き出ていました。

日曜日は闘牛、いろいろな意見がありますが、一度は見るべき物と言えます。スペインといえばすぐ闘牛を思い浮かべますが、闘牛はマドリッドおよびセビリア等のスペイン中南部が中心でカタルーニャではあまり盛んではありません。むしろフランス的なエスプリを尊ぶカタルーニャ人から見れば闘牛のような野蛮な見世物には付き合えないというところかもしれません。

ヨーロッパは今通貨統合に向けて動き始めていますが、国民国家が消滅(もしくは重要性減少)していく中で、地方の独自性がむしろ強調されつつあるのは面白いところです。

もう1つのトピックは海岸に寝そべるトップレスの女性です。ガイド・ブックには「女性は皆トップレス」とあり期待して行ったのですが、必ずしも皆というわけではありませんでした。(一部だけの人を含めて)水着姿の中を普通の服で歩くのはこちらが見られているようで落ち着きません。それでも勇気を出して素早く写真を1枚撮りましたので、見たい人はロンドンまで遊びに来てください。

帰りの飛行機からはピレネー山脈(岡本敦郎のピレネエの山の男 を思い出します)、ガロンヌ川、ロワール川そしてブルターニュ半島の付け根には7月観光を予定しているモン・サン・ミシェル修道院が見えました。

※本記事は、2021年8月刊行の書籍『ヨーロッパ歴史訪問記』(幻冬舎ルネッサンス新社)より一部を抜粋し、再編集したものです。