一方に風になびける草の穂が立ち直る時しばし乱れつ

 

      草の穂を歌に詠まむと時ながくまなここらせば庭かげり来つ

 

     この日頃はづみもなくて過しつヽ吾がうら若さは過ぎゆくらしも

※本記事は、2021年5月刊行の書籍『短歌集 蒼龍の如く』(幻冬舎ルネッサンス新社)より一部を抜粋し、再編集したものです。