②恒星間航行宇宙船の発想

恒星間を航行する宇宙船は、現段階の技術では、不可能である。ワープ航法とか思っているといきなり「こんなの噓」と聞こえた。だからそんなことはできないと確信し、何か別の方法があるのだろうと思って、スマートフォンで検索したがどれもこれも非現実的なものばかりが書かれている。技術的によく考えられたものがないのだ。

研究機関が水星近くで衛星を使って光圧の実験をした結果、加速が確認されたと記述があった。そこで強い光があれば加速できるのだなと考えたが、どうやって強い光を宇宙船の帆にあてるか?

興味本位で、アルミホイルで作った船を作り水桶に浮かべて、虫メガネで光を集めてあててみると、見事に燃えた。これではだめだ。だめに決まっている。巨大なレンズを宇宙船の帆の後ろに付けるわけにはいかない。なにか光を集める方法はないのか?

光は波であると思いだした。調べると600THz(テラヘルツ)ある。波で思い出したことがある。それは小学生2・3年のころ、いとこで3歳年上の作次郎さんと利根川で、石投げをして遊んでいたことを思い出した。

石が水面に落ちると波紋が広がる。波紋が出るのが面白くて、作次郎さんは、続けて、何個も水面に小石を投げ入れた。そうすると作次郎さんは、波と波が当たると、高くなるように見えると言った。私はよく見ていなかった。そうかなあ程度しか思わなかったが、そのことばはなぜかよく覚えていた。

もしかしたら、波は集めることができるのかなと、宇宙船を考えるとき思ったのである。そうすると「集めればよい」と聞こえた。しかし、どうやって集めるのだ。「受ける側を考えろ」そう返事が来るが、しかし、どう工夫するのか? に対してはに対してはなにも返事がない。そう、私自身が考えることができないのだ。