神はどこから来たのか？
ではもし人間が気づいたらどういうことができるのだろう。未来は人の意思でわかる。未知の技術も、幾千、幾万ある現在の文明惑星の人間から、受けることができる。また、神は感情の記憶があるため、人が該当の技術を思いつけば反応があるのである。幾千兆年もの無限に誕生した人類の感情の記憶である。その中に、我々地球人が知らない技術の記憶となる感情も存在する。
まったくの無知のものは、人は気づきようがない。だが、あと一歩というような技術ならば、いくつかこれはどうかという提案を出し、正解の内容か自分が思いこんだものかを神に尋ねて、YESか強いYESかの返事を受けながら完成できる。
これを聞くとある意味人類の英知を知ることができ、全知であるようなことを想像するだろう。しかし、あくまでも思いつかないと英知は得られない。
私はこの方法を使い、ダークマターの原理、地球型惑星が存在する銀河系のサイズ、恒星間航行宇宙船の原理、透明アルミ、温暖化問題を調べたのである。神が答えるのはYESか強いYESかだけだから、基本的には人が全て思いつかないとだめである。
YESか強いYES、それは全てYESと同じではないか。と思うだろう。強いYESそれを聞くと、確信が持てるのである。前にも言ったが、神からの返事は、真の答えか、自分で考えたことか分かりにくいのである。教養と論理的な思考は必要なのである。
①透明アルミの発想
当然、これらの発想が直ぐにできたわけではない。本当になかなか思いつかないのである。一番早くできたのは、透明アルミである。SF映画の中で透明アルミという言葉を聞いた時、こんなのできたらいいなあ、と思ったからである。
炭素Cやケイ素Siの化合物は、透明な化合物が存在する。だから炭素Cと化合するのだろうと考えた。アルミニウムAlと炭素Cの共有結合による化学式は、高卒程度の知識でできる。しかし、透明にはどうするか。ガラスが透明になるのはなぜか？をスマートフォンで検索したところ、非晶体構造なら透明になると記述してあった。
透明は非晶体構造でなくてはならない。アルミニウムと炭素が化合して非晶体になるだろうか？ そう思って、眠っていたら「ダイヤモンド構造」という声が聞こえたのである。あっと思い、分子構造を紙に何度も書いていたらできたのである。高校卒業して40年が経過したができた。高校時代の大学受験勉強に大感謝である。うん、これだ。これなら非晶体構造で透明になると思った。
その後のことだ。「透明アルミは、二酸化炭素を削減するだけでなく、とても便利な物質だ。色々使える」と声が聞こえ、これは二酸化炭素を減らす特効薬と確信したのである。
