最初の神は何か? 進化の過程で、猿に近い人間である猿人がいて、その猿人たちのなかで一番、死後の世界を考える猿人が、死後、神霊界の神になったのだ。

その次に人間が現れた。人間は化石燃料を発見し、惑星全体に文明を築き上げた。文明の最後がきて、死後の世界を一番考えるもの、それは文明の最後に死ぬ人間で、他に人がいないので絶えず死後の世界を考える人間が、次の神様になる。

その次は、別の文明惑星で誕生した人間が、文明を築き上げ、最後に死んだ人間が次の神様になる。文明惑星が誕生し、その文明惑星の人類が絶滅するたびに、神が新旧交代しながら誕生した。そう私は考えている。

宇宙は、膨張と縮小を繰り返すたびに、人類惑星が幾千、幾万と存在し、新旧の神が交代しているのである。神の経験者は無限なのである。神とはそういう存在だと思う。

神だけが新旧交代していくだけなので、人として生きていた時、仲の良い友人、恋人、家族の魂たちは存在するが、記憶がないので、会話する言語は存在しない。役目のある神だけが活動し、その他の魂は眠りにつく。神は、とても孤独な存在となる。だから神霊界を想像する人間がいると、神や霊に尋ねるとつい答えてしまうのだ。

宗教界の神様は、全知全能と教えられるが、これは宗教を普及するため、人間が考えたこと。もしくは神の言葉を聞いたとき、あまりにも神秘的に聞こえたので、全知全能だと思ってしまったことだと私は思っている。神は、自ら自発的には何も言えないのである。全て人間が気がつかなければ動きようがないのである。