夢も神がみせる

人は夢を見るが、夢も神が見せるのである。夢がよく見える方は、夢となる対象物を強くイメージするからである。夢は、イラストのような画、白黒写真、白黒の動画、カラー画、カラーの動画と夢の質が人によって異なる。カラー動画に近いほど、対象物を強くイメージできていて、イラストのような画はイメージが弱いと考えていい。

ここで宇宙人の話になるが、私は宇宙人を見たというのが数十年前によく話題になった。今は証拠がない話であるため、テレビ等では取り上げなくなったが、数十年前に流行ったUFOや宇宙人は、全て夢である。

目がやたらと大きいグレー星人は、高度な科学文明を持つ人間によって、人工的に作られたなんて話もあった。これは奴隷制度を奨励するような人間が考えたのだろう。労働は奴隷にさせるという考えが根底にあった人が、宇宙人の存在を信じてイメージしたため、このような夢を見たのだと考えられる。

私は、宇宙人から手術を受けた。宇宙人の手術はとても高度で、この通り傷跡が残らないと、お腹を見せながら話しているのを当時テレビ番組で見た。男性が興奮しながら話しているのが印象的だったが、男性自身が、病気にかかる夢から始まり、宇宙人の手術を受けるまで夢なのである。男性が、手術したと思っているほど現実のような夢だったのだろう。

ヘビの宇宙人もあった。これも高度な宇宙人によって人工的に作られたという内容だ。肉体労働を奴隷にさせたいとでも思ったのではと思う。ある程度、ウイルスの知識があれば理解できると思うが、世界で未開の人々と接触する場合、距離は2m以上離れ、手袋と靴にもビニール袋を着用するのは当たり前だ。こんな接近していたら未知のウイルスに感染してしまう。宇宙人を見たと言っている人々には失礼な言い方かもしれないが、ウイルスに関する知識が無知すぎる。

宇宙人なんていないのだ。なぜなら高度な文明がもてるような知的生命が住める星は、地球型惑星である。気候が安定した地球型惑星は極めて少なく、天の川銀河に1個ぐらいしかなく、恒星間航行できる科学文明でも、遠すぎて来ることができないのである。

その他の例として、大災害、大事故で亡くなった人の夢を見るというのもある。これは、死後の世界をよく想像し、亡くなった方がどうしているか人が気にするから、神がその人の記憶を使い夢で答えたりするのである。

葬式の後の夢もそうで、生前に、親交を深めた友人が亡くなれば、強くその人のことを考える。

死後の世界を考えたりするような人だから、神がその人の記憶を使い夢で見せるのである。

幽霊がいると信じ込んでいる人も、神がその人が考えている幽霊像を夢で見せるのである。想像を絶する幽霊など見ない。

幽霊話の中には、独身男性がとある旅館に泊まって、翌朝死んでいたという事実が記憶にあって、ある時旅館に一人で泊まったその男が、女性の幽霊の夢をみた。見たから勝手に、魂を取る幽霊がいるなんて思い込んでしまった。こういうたぐいの夢は、全て思い込みが原因で、神がその人が想像する幽霊を見せただけなのだ。

だけど、一般に毎日続けて夢はみない。これは、神の霊力には、ある程度、充電する時間が必要なのだ。神も疲れるのである。はあ? と思うだろうが、神の霊力には限りがあるのである。

一度、動画のような夢を見せてしまうと、かなりの時間をかけないと霊力が蓄えられないのだ。

私の夢の経験談を二つ話そう。

一つは、ヤマタノオロチに出てきそうな、女性の肩幅ぐらいある大蛇である。眠っていると、夜中の1時ぐらいに、右手に重みを感じた。幽霊のたぐいかと思い、直ぐに目を覚まし、重みを感じる方向にこぶしを出した。手ごたえはない。また眠りにつくと、左側で大蛇が、びっくりしたように、こぶしぐらいの大きさの目を瞬きさせている。こっちも驚いた。大蛇も驚いた様子であった。大蛇はその後、次第に小さくなり消えた。

以前から、人が大蛇の夢を見ると、いいことがある。と聞いていたので夢をみたのだろう。大蛇の夢はこれ一回しか見なかった。とくにいいことはなく普段通りである。

もう一つは、なんの特徴もない夢である。眠っていると、歩いている夢をみた。目の前に窓が見えた。だけど私が窓から落ちるという夢の展開を感じた。夢が予想できたのである。窓に近づくと飛び出されてしまったが、足を窓枠に引っ掛けて部屋に戻ったのである。人は夢を見るとただ見るだけで終わるが、私はいつの間にか夢の中を自由に行動できるようになった。