夫の趣味は、基本オタクが好みそうなものばかりです。結婚当初からゲームは好きで、テレビゲームも、PCのゲームも常にやっている。基本、彼の趣味のベースはゲームです。その間にいろんな私には世にもくだらないとしか思えない趣味を挟むのですが、まずは「サイバルゲーム」。この楽しさは、いまだに不明。人の趣味にどうこう言いませんが、夫と私は、趣味がまったく違います。

次は「ライター収集」これもまた多額の資金が必要です。一個数千円から数万円、海外からも取り寄せ、国内では、たばこ屋やライターショップを巡る。よく子どもたちを連れて付き合わされました。まったく面白くもなんともなかったです。結婚前は、きっとこういう特殊な趣味を隠していたんだと思います。一度もやったことも、話したこともありませんでした。

その次が「カメラ」。カメラも、単に撮影が好きなのではなく、カメラの本体とかレンズを集めるのです。カメラは、本体よりレンズのほうが高額です。家の事情もありますので、そんな高額なレンズは買えません。それに、素人がそんな高額なレンズを持って、どう使いこなせると言うのでしょう。

私が必死で止めるのですが、止めているうち、自分が何だか悪いことをしているような気持ちになりました。自由に買い物もさせてあげられないのはかわいそう……なんて! 自分だって、そんな夫がいるから何も買えないのに、そんな趣味に走る夫をかわいそうだと思うなんて。

でも、ないものはないので、適当に手が出る範囲のカメラやレンズで代用しました。とはいえ、普通の家庭では買わないような高額なレンズです。

その次が、そのカメラを持っての撮影旅行。北海道から北陸、信越、四国に九州。いろいろ一人で旅をしてました。受験や、子どもの塾代、そんなものに多くのお金がいるのに、それをいくら訴えても彼にはちっとも響きませんでした。そのときは、「わかった」と言うのに、数時間もすれば、「今度はここへ行こうと思う」なんて話をするのです。

そして、次はカメラを持ってサンバダンスを撮りに行く。半裸の女性が踊るサンバを必死で追いかけていました。これは、子どもたちもけっこう巻き込まれ、一緒に連れて行かれて、言うことを聞かないと怒鳴られもう二度と行かないと泣いて帰ってくるという……そんな真夏に裸の女性の間を引っ張りまわされ、挙句に言うことを聞かないからと叱られる。

まったく面白くもなんともなかったと思います。その次は、そのカメラで女子サッカーを追いかける。この女子サッカー、のちに私が最もキレた事件へと発展します。女子サッカー熱はなかなか冷めず、かれこれ3年ぐらい続いたでしょうか。

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※本記事は、2021年6月刊行の書籍『カサンドラ症候群からの脱却』(幻冬舎ルネッサンス新社)より一部を抜粋し、再編集したものです。