生きるなら健康でいたい

私は現在86歳ですが、まだまだすこぶる元気に日々を楽しんでいます。とはいえ、死というものがそれほど遠くない未来にやってくるのは間違いないでしょう。自分というものがこの世から存在しなくなるのはやはり怖いことです。

しかし、たとえば認知症によって自分が自分ではなくなっても生き続けたいかというとそうでもありません。また、足腰が弱って寝たきりになった状態で生き続けたいとも思いません。

私は頭がハッキリとしていて、自分の意志で体を動かすことができる間だけ生きていたいと思います。年がいってからでは取り返しできません。そのために私はいくつか守っていることがあります。

・三度の食事を大切にすること(ただし、脂肪やコレステロールは抑える)

・耐えること(環境の変化などストレスに耐え自分を見失わないで我慢して順応する)

・信じること(死というのは一回限りで、毎日を志と信念を持って生きてさえいれば、人生は元気に全うできると信じる)

今、日本中で多くの人が誰かの手に頼らなければ生きられない、いわゆる寝たきりの状態で過ごしています。もちろん、私が運営している病院や施設も例外ではありません。自分の意志で体を動かせず、目もうつろ。それでも、話しかけると反応することもあり、確かに生きているのだな、とも感じます。

確かに、本人ではなく家族からすれば、たとえどのような状態であっても生きていてほしい、と思うのが人情でしょう。その気持ちはとてもよく分かります。

しかし、私はそのような状態になってまで生きたいとは思いません。上記三つのことを守りつつ、なるべく普段から運動などで体を動かして、できるだけ家族に迷惑をかけないように、健康長寿を続けたいと思います。

※本記事は、2021年8月刊行の書籍『宇宙の塵 人生が豊かになる究極マインド』(幻冬舎ルネッサンス新社)より一部を抜粋し、再編集したものです。