添付文書の相互作用の記載と物性に関するまとめ

6種類の成分製品の添付文書でアルミニウムとマグネシウム(Al&Mg)、および陰イオン交換樹脂(樹脂)に関する項目などをまとめたものが図表1になります。

[図表1]スタチン系薬の相互作用と物性

(1)Al&Mg:水酸化アルミニウムと水酸化マグネシウムの合剤との相互作用で注意のあるスタチンは、クレストールⓇのみとなります。制酸剤の具体的な製品はマーロックスⓇになります。

(2)樹脂:コレステロール低下作用のある陰イオン交換樹脂コレスチラミンやコレスチミドとの併用。具体的にはローコールⓇとコレスチラミンなど、リピトールⓇと陰イオン交換樹脂、リバロⓇとコレスチラミンの組み合わせです。

上記のようにまとめると、AlとMg合剤との併用注意はクレストールⓇのみで、陰イオン交換樹脂との併用注意は6成分中3成分となっていることがはっきりと分かります。