いい天気だ。キウイにナイフを入れて皮をむくと、汗をかいたようなごろっとしたうぐいす色の実が現れる。真っ青な明るい空の下に、朝、繰り出すように飛び出した。望風も武士も大地も優理も。ペンケース、ノート、スマホ、タオル、Tシャツ、制服、たくさんの武器を身に着けて、今日も社会へ乗り込む。

LONELINESS IN BLUE SKY     詩 望風  曲 武士

ずっとさみしかったよ

あなたに会えなくて

どんなに信じ続けても

傷つくだけだとおもった

空は今日も青い

あなたのように果てしない

悲しくなるけど悲しくなるから

今すぐあなたに会いたい

どうしてこんなに痛いくらいの想い抱えても

あなたがそばにいれば

なにもかもBLUE SKY

人はみな凶暴な信者たち

たちむかうことを忘れない

争い傷つけあうこと

信じ合うこと

信じぬくこと

どうしてあなたはそんなに強くいられるの

さみしくてさみしくて

もう逃げ出してしまいそう

ずっとさみしかったよ

あなたに会えなくて

どんなに信じ続けても

傷つくだけだとおもった

あなたがそばにいれば

最高のBLUE SKY

最高の笑顔でいつの日か

BLUE SKY

※本記事は、2021年7月刊行の書籍『KANAU―叶う―』(幻冬舎メディアコンサルティング)より一部を抜粋し、再編集したものです。