対策案3……大森林を復元せよ

次は、二酸化炭素を減らす手法だ。人類が生まれる前からある手法で、森林による光合成で、大気中の二酸化炭素を吸収して酸素に変換するのがいいだろう。

人類は人口の増加に伴い、森林を伐採し、町にしてきた。食料確保のため森林を伐採し、田畑に開墾し、焼き畑農業をしてきた。結果として、人口増加で大幅に森林が減少してしまったのだ。

そうして自然による二酸化炭素の吸収は弱くなったので、これを回復させる。できることは直ぐに実行しよう。気温が上がりすぎて、森林が成長できない環境になる前に、直ぐ実行しよう。今のうちに直ぐ実行しよう。森林による焼き畑農業は禁止して、森林に戻していく。森林に戻すのは熱帯雨林だけではない。亜熱帯、温帯、寒冷地域も植林してどんどん増やして、先進国諸国の人々も泥にまみれて、自分の国の森林を一生懸命増やしていく。

テレビでしきりに二酸化炭素の吸収は、熱帯雨林が最も効果があるというが、温帯、寒冷地域の森林だって増えれば効果があるのだ。

我こそは植林の専門家なりの人たちはたくさんいる。職歴・学歴・社会的地位・人種の違いなどは不要である。植林の技巧を教えて共有してもらいたい。あなたたちがたよりなのだ。指折りの専門家ならば、国は世界中に行く費用だって出してくれるだろう。

対策案4……CO2を透明アルミに変えよ

自然による二酸化炭素の吸収の他に、人工的に二酸化炭素CO2を減らしていく。気化したアルミニウムと大気中の二酸化炭素を化合させ、炭化アルミニウムAl4C3(透明アルミ)を作るのだ。世界各地に大規模な太陽光発電所を建設し、電気エネルギーによる熱でアルミニウムを気化させて作る。

まず、化石燃料の輸出国である中東諸国が、透明アルミ生産のため、大規模太陽光発電所を建設し実行する。透明アルミをどんどん生産し、透明アルミを建築材料として輸出して、産油国から透明アルミ生産国に変わるのだ。

二酸化炭素は世界全体に分布するから、中東以外にオーストラリア大陸、アフリカ大陸、北アメリカ大陸に大規模太陽光発電所を作る。気候が安定している砂漠地帯がいいだろう。北アメリカならアリゾナ州あたりが安定してそうだ。ハリケーンの来襲があるような地域はやめよう。

大気中の二酸化炭素濃度を常に観測し、240ppmになるまで、透明アルミを継続して生産する。発電が止まらないように補修もしっかりとしてもらいたい。