対策案2……化石燃料を使う溶鉱炉を電気化せよ

建築材料、特に高層ビル用向けの鋼材を作るには、化石燃料をたくさん使う溶鉱炉が必要である。化石燃料無しにするため、まずは溶鉱炉を電気炉化にする。現在この分野はたぶんなにもしていないだろう。溶鉱炉の電気炉化は、船舶の電気化と同様、全面的に同等仕様で切り替えるのは不可能だ。したがって、建設材料は小型化していくことを覚悟しなくてはならない。

100mの高層ビルなど不可能なのである。実験をしてみなくてはわからないが、いまだに何も実験していないので、どこまで実現できるのかわからない。これからは、すべて二階建ての建築物になることを覚悟してほしい。たぶん、電気で何トンもの鋼材を作るのは無理だろう。

まず電気で鉄材を溶かす場合、高温に耐える電熱線を設計しなくてはならない。電熱線ができ、できた電熱線を数千度にも耐えられる箱つぼに埋め込み、大電流を流して電熱線を高温化させる。箱つぼがしだいに高温化して、鉄が溶ける温度まで上昇させる。箱つぼに砂状の鉄材を入れて、溶かして今度は型に通す。型も鉄が固まらないように高温状態に保てるように電熱線を埋め込んでおく。

これらの工程を備えて、従来の溶鉱炉と同等性能にすると、相当な電気量となり、家庭用電気や組み立て工場の電気がかなり少なくなると思う。そこまで高い建築物を建てる必要はないだろう。建築物は全て二階程度にして家庭用を優先させるのだ。この溶鉱炉の大規模化は、人口が多いせいなのだ。人口を減少させ、全て二階建築物で対応するのだ。

輸送機器なども電気化で化石燃料機器より馬力は小さくなるので、建築材料は二階用に軽くしておく必要があるのだ。高い建物は必要ないのだ。化石燃料の溶鉱炉は、自動車の電気化に合わせて、2040年までにすべて廃炉である。2040年以降は、新規の高層ビル建築は存在しないと覚悟しておくのだ。

今ある高層ビルは直ぐ壊すわけではない。世界人口はすぐには減少しない。高層ビルは、丁寧に補修し、長く使えるようにしておいた方がいいのだ。高層ビルが消え始めるのは50年、100年先の話である。