次に、図表2のIさんのシートを確認する。

写真を拡大 [図表2]Iさんのレスポンスシートの追跡

これを見ると、講義内容のまとめに関しては事前講義に比べてコンパクトさを意識した記述になっているが、やや手を抜いたかと思しき印象を抱かせる。しかし、イメージを膨らませる部分については、自分の考えたことをきちんと表現できるようになっている。そしてHさんと同様、Iさんも高校時点と比べると若干筆圧が濃くなっている。

HさんやIさんが高校3 年から大学2 回生にかけてどんなスキルを獲得し、それを通じてどこまで成長できたか? 現状ではそれを定量的に把握できてはいない5。しかし、彼らが《成長しているな》と感じさせるものが、シートの書き方の変化から観察できるのである。

※本記事は、2021年9月刊行の書籍『学生の「やる気」の見分け方』(幻冬舎ルネッサンス新社)より一部を抜粋し、再編集したものです。