ファーストペンギン

わたし)経営者(けいえいしゃ)でもありますが、周りに事例がないことについての決断(けつだん)は、怖こわくもあり、ワクワクすることでもあります。息子の優柔不断(ゆうじゅうふだん)さは半端(はんぱ)なく、いささか将しょうらい来が不安にもなります。

父「また緊急(きんきゅう)事態(じたい)宣言(せんげん)……気が滅入(めい)るなぁ」

子「今度は学校休みにならないんだってー」

父「残念そうだね。学校が休みならサッカースクールも休みになるよ」

子「それは(こま)る」

父「一度目の緊急(きんきゅう)事態(じたい)宣言(せんげん)の前だったかな、自粛(じしゅく)ムードの中、ベルマーレのスクールが先頭切って再開(さいかい)したんだよね。あの早さも(しょう)(なん)スタイルだね(笑)」

子「その時、ファーストペンギンって言葉を教えてくれたよね」

父「どんな分野でもいいけど、おまえもファーストペンギンになってほしいね」

子「お父さんは?」

父「うーん、なれなかったね」

子「これからも?」

父「無理じゃない?」

子「40代からプロサッカー選手を目指すってのは?」

父「よそで言わないように」

お父さんのひとりごと

失敗するならわかい方がきずも浅く、回復かいふく容易よういです。私がそのセーフティーネットであればよく、息子には無数のチャレンジをしてほしいと思っています。

(みな)さんは、子ども達にどんなペンギンになってほしいですか?