対策案―1……化石燃料で動く機器を段階的に削減しゼロにせよ

④衣服や塗料や医薬品

塗料や医薬品は燃焼させるわけではないので、しばらく石油を使用することになるが、いずれ石油は枯渇するので代替え品の開発試作を検討すること。衣服は、綿に切り替えよう。

⑤プラスチック系、ペットボトルなど

これらは、全て二酸化炭素を硬化させて作る透明アルミに置き換えよう。

⑥タイヤ関連

これがなかなか代替品がない。しばらくは石油で作るだろうが、いずれ枯渇してしまう。作るには植物油の菜種油を多量に生産して対応するしかないだろうと思うが、自動車のタイヤは多すぎる。結局、再生可能の材料である菜種油でタイヤは作れないのである。

自転車のタイヤも菜種油で製造するにも、数量が多すぎて作れないのである。将来は車のタイヤを新規に製造できなくなるので、できるだけ丁寧に使い、再生タイヤを使って、できるだけ寿命を延ばして対応するしかない。

ただ、この世からは現代のような自動車は消える。現在使用されている電気自動車の性能など、タイヤがないのでまったく作れないのである。

自動車の代替え対策として、路面電車を路上に作り上げ、それに乗車しながら生活や仕事の交通機関として使うのはどうだろう。リチウムイオン電池があってもタイヤがないので、自動車はいつまでも生産できないのだ。だからといって石油が枯渇するまで、タイヤを生産するようなことは、絶対にしてはいけない。石油を使用しない社会を早く実現することが重要なのだ。

計画の例として、2040年まで化石燃料自動車、2070年までリチウムイオン電池車(新品タイヤ使用)、2070年以降再生タイヤを使用し続け、やがて車の無い社会へ変わり、結果として人は路面電車が走れるような地域へ移動することになる。丸っきり車がないわけではない。

タイヤが金属になり、屋根がテントで、平地をゆっくり移動するバッテリー自動車ぐらいはあるだろう。こういう電気自動車は、体が弱った方、たくさんの荷物を近くに運ぶにはいいと思う。自動車業界の方々は落胆している事と思う。しかし、これはかならず来ることなのだ。どの家庭でも、車を持つ時代は二度と来ないのである。こういう移動するときの不便さを受け入れなければいけない。