コスモスの花の海よりぬけいでし
ひともとの花君にてありけり

 

晩秋の風ゆるゆるとやりすごす
コスモスは褪せずわが胸に咲く

 

幸ひは乙女のほほゑみわが前に
コーヒーの熱き香りただよふ

※本記事は、2014年2月刊行の書籍『歌集 忘らえなくに』(幻冬舎ルネッサンス新社)より一部を抜粋し、再編集したものです。