あなたの数あるいのちの流れと共に、無数の生まれ変わりの勢いと共に、

流れなさい。

今、川は終わりに差し掛かっていて、流れはさらに速く、確かなものになっています。

海に向かい、ついには万物の源に溶け込もうとするその流れを、もはや止めることはできません。

そう在らしめよ。されば在る」

そして、天使の声が頭の中で響くのをやめた時、眠気が襲ってきて、フォールの思いは、あんなにも深遠な言葉を聞かされながら、

「ヘンだなぁ、どうしてわかったんだろう、ぼくが水が好きなことを……ぼくはずっと水が好きだった……なんでわかったんだろう……」

ということばかりでした。

そうこうするうちに、彼は眠り込んでしまい、不思議な、しかも心を騒がせる夢の世界に入っていったのでした。

※本記事は、2019年5月刊行の書籍『少年と天使たちⅡ 天使の導きのままに』(幻冬舎ルネッサンス新社)より一部を抜粋し、再編集したものです。