温暖化対策を完全にすれば人類10億年

温暖化対策と化石燃料の枯渇対策は同時進行

今より7年前に「世界のエネルギー事情」というのが報告されたが、それによるとこのまま化石燃料の使用を続けると、石油が2067年で枯渇すると報告されている。

埋蔵量はもっとあるのでは? などと思わないことだ。卓上電話がスマートフォンになった時代である。埋蔵量の検査装置に狂いはない。

これまで石油や天然ガスは、あって当たり前の生活をしてきた私たちにはだから何? という感想をお持ちの方が多いことだろう。でもこの予想の通り化石燃料が無くなるとどうなるか。化石燃料はあらゆるところに使用されている。

日本は電気の八割近くが化石燃料であること、車やトラックや農業機器、航空機や輸送船の燃料、衣服や塗料や医薬品やプラスチック系の原料に石油が使われている。医薬品? なぜと思われるかもしれないが、薬の分子構造には石油から抽出したベンゼン環が含まれているからである。これらの内容からして石油が無くなって、何も対策しないと、生活は完全に産業革命以前の状態になってしまう。

こうなることを防ぐため、2050年までに電気は、100%太陽光などによる再生エネルギー化する計画が既にできている。車ではフランスが2040年までにガソリン車、ディーゼル車の販売禁止の方針を出している。

世界は脱化石燃料の方向へ大きく動き始めている。この流れを確実に進めることで、温暖化対策と化石燃料の枯渇対策ができて文明が安定できるはずだ。航空機は、ケロシンという灯油で飛行する。いかに高性能なリチウム電池を使用しても、長距離の国際線や国内線の航空機などへの代替えは不可能である。段階的に、航空機数量を削減し、2030年までにゼロにしなければならない。

それからリチウム電池は、高性能なので貴重である。使い切るような馬鹿なことをせず、宇宙開発用に残しておいてほしい。このままリチウム電池を自動車や家庭、さらに工場や船、工事用の重機、農業用のトラクターなどに世界で使うようになれば100年から200年ぐらいしか持ちこたえられないのだ。

化学電池は使わず、長く生き抜くために蒸気機関を使って動く農業用トラクターを考案してもいいのである。自家用車は使わず、歩き、自転車、電車、蒸気機関のバスがいいだろう。船舶や工事用重機も蒸気機関だっていいだろう。

蒸気機関は、二酸化炭素を出してしまうが、熱帯雨林及びサンゴ礁の規模拡大と保全に努め、蒸気機関の数量制限をすれば、環境が維持できるので問題ないかもしれない。化学電池を使った場合、大型機器は短命なのだ。小型の電池ならば、化学反応ではなく、大容量のセラミックコンデンサの充電で電源を作るのがいい。リチウム電池のような小型化は無理だが、電極を再生産できるように作り込めば、セラミックコンデンサなら誘電体の物性による電気なので半永久的に使える。

セラミックコンデンサ電源で、機器が動作するような工夫をしてほしい。

 
※本記事は、2021年7月刊行の書籍『新地球論―新宇宙論―新神論』(幻冬舎ルネッサンス新社)より一部を抜粋し、再編集したものです。