温暖化の恐ろしさ

温暖化の恐ろしいところは、海水面の上昇とか、異常気象の増加による大災害の発生ではない。生命の再生化ができなくなって絶滅してしまうことにある。

成長期の子供が、熱中症にかかると、生殖機能にダメージを受けている可能性がある。特に子供のころ熱中症で数日入院された方々は、子供ができない体になっているだろう。大人になり、いざ子供が欲しいと思っても、子供が作れない。

子供がインフルエンザにかかり、高温状態が1週間もつづくと、男子なら無精子症にかかるのはご存じだろう。温暖化とは、それと同じことなのである。すべての生物がそうなる。テレビを見ていて、これは温暖化の影響ではと思う生物の変化をならべてみた。

・25年ぐらい前、沖縄のサンゴ礁が、白くなって死んでいた。当時、白化現象と呼んでいたが、海水温が1℃上昇したせいだといわれていた。しかし、1℃で死んでしまうなんて、他に原因があるのではという感じであった。

・15年から20年ぐらい前、二十代の男性の精子が、五十代の精子より少なく、しかも運動が鈍いことが医療機関で数多く発見されたが、原因は不明であった。

・15年から20年ぐらい前、熱帯に生息するワニのオスの生殖器が、やけに小さいことが発見された。1頭ではなく数多く発見されたが、原因は不明であった。

・最近、体外受精が増えているのも、温暖化による影響で、精子が子宮内で泳ぐ力がないので、卵子にたどり着けないのだろうと思う。

・テレビではなく日常で感じたこととして15年ぐらい前子供のためにクワガタムシを取りにいった時、私が子供のころ取ったものよりどれも小さかったのである。

・秋のトノサマバッタも、私が子供のころ取ったものより、どれも小さいのである。明らかに温暖化の影響なのだ。

・最近、針葉樹の松の木が枯れている。松くい虫のせいだろうと思われているが、虫が発生しやすいのも温暖化の影響である。

これらは、温暖化の影響の兆しなのである。

特に人間の精子の運動低下や数量の低下など、顕著に表れるのは、赤道付近よりも緯度が高い地域に現れるだろう。温暖化による地球気候の変化は、緯度が高いところの方が大きい。赤道付近が1℃未満で、極地圏は以前よりも10℃ぐらい気温が高くなり、氷河が解けている。

この温暖化の状況を見ると、氷河期はたぶん赤道付近がマイナス1℃未満、気温が低い程度で、極地圏は、温暖化の今よりも20℃ぐらい気温が低かったのだろうと思われる。氷河期は、地球の平均気温が温暖化になる前の気候より、マイナス1℃程度低かっただけと思われる。

温暖化を絶対阻止せよ。温暖化は、全ての生物の生殖機能を奪い取るのである。

温暖化対策が不十分だと、そのうちヨーロッパの人々の平均身長が、現在の日本人と同じになるときがくるだろう。こうなればもうお手上げだ。全生物の絶滅は近い。