クリスマス会

12月の第3あるいは第4土曜日の午前中に行います。約38年前から続いている行事です。2階の保育室(2室)を広くし、前日にカーテンや黒い布とステンドグラスを飾り、蛍光灯は赤、青、黄などのセロハン紙できれいに飾りづけをします。また、画用紙で暖炉を作り、内側のカーテンには子どもたちの作品を飾りつけ、全体をクリスマス会用に模様がえします。

子どもたちは私服で登園し、先生たちも私服で参加します。サンタさんは、北欧の国からトナカイのそりに乗って園にやってきて日本語を話すことができない、という設定で登場し、進行役の先生の誘導で、5才児クラスの子どもたちが送った手紙を持参し、子どもたちからの質問に答えます。そして、サンタさんからプレゼントをもらった子どもたちは、お返しにうたをプレゼントします。また、最後にはクラスごとにサンタさんと記念写真を撮ってもらいます。

サンタさんが退場したあとは、全クラスで、先生たちの劇やペープサートを楽しみ、全員でフォークダンスをおどります。お楽しみの昼食ですが、職員と子どもたち全員で特別メニューをいただきます。ある年のメニューは、炊きこみごはん、サラダ、からあげ、ウインナー、そしてたまご・オクラの入ったスープ、いちごの乗ったロールケーキでした。

そして3、4日前に5才児クラスの子どもたちと先生が作ったクッキーの入った箱のおみやげとサンタさんからもらったプレゼントを持って帰ります。このクッキーの入った箱は、牛乳パックで作った手作りのものです。

サンタからのプレゼント
※本記事は、2021年9月刊行の書籍『明るい保育は未来を明るくする 「積極的保育」のススメ』(幻冬舎メディアコンサルティング)より一部を抜粋し、再編集したものです。