ツイン・エネルギーは、成長や変容に大いに役立つ情報だと思っています。但し、私たちは一人ひとり全く異なる、ということも心に留める必要があります。同じような悩みだからといって、自動的に特定のツイン・エネルギーが役立つとは限りません。一見似たような悩みでも、その奥にある本当のテーマは別であったりするものです。

読者の皆さんには、読み進める中で、自分に最も役立ちそうなツイン・エネルギーを探し、活用の参考にしていただければと思っています。更には、女性性と男性性という切り口においては、この16種類の対がすべてだとは思っていません。これまで私が実践を通じて理解するに至った主なものをご紹介していますが、これ以外にもツイン・エネルギーがないわけではありません。

本書は、私たちがツイン・エネルギーというリソースをまずは認識し、そして、活用の一歩となることを願って書かれています。

それぞれのツイン・エネルギーについて、4つの構成でお伝えしていきます。その意味、ツイン・エネルギーとしての働き、事例となる物語、活用のための問いという流れです。

ちなみに事例としてご紹介する物語は、実際に起こったことを素材にしていますが、個人情報が一切わからないよう脚色をいれていることをご了承ください。

また物語は、1人の人物の体験談のみならず、複数の方が共通して体験された話をとりまとめて1つにしているケースも多くあります。物語は、ツイン・エネルギー活用の一例にすぎず、全く別の活用法が数多くあることもお伝えしておきます。本書によって、読者の皆さんが自らのリソースに気づき、成長・変容のきっかけにされることを願っています。