さらに反重力素粒子は、水素原子や分子に衝突してリチウムなど他の元素を作り出していくが、太陽系のなかで太陽以外の惑星が占める質量は、わずか0.2%ぐらいである。

大部分が水素のままで、太陽の重力用に中性子が含まれるヘリウムが1/4加わる程度である。太陽が出来上がり始めると、非常に多くの反重力素粒子が、太陽の水素原子の陽子に向かって衝突する。

このとき、太陽近くの水素原子群からおそらくリチウムなど他の元素が生まれ、結果として太陽の周りに、惑星ができやすくなる。小さい太陽では確率的に惑星は発生しにくい。

前に反重力素粒子は、恒星系間で往復運動すると述べたが、太陽系内でも衝突しあっている。ただ太陽系内の全惑星の質量が小さいので、ほとんど恒星同士の反重力素粒子の衝突とみていいだろう。

 

またブラックホールができるのは、パルサー星がたくさんの恒星を万有引力で引き付けて、衝突して中性子の質量が増したと述べた。

しかし、数千兆年と長く経過をすれば、1個あたりの中性子自体の引力が各段に増していることを考慮した方がいいだろう。

一般相対性理論による特異点とは、中性子の引力が一定と考えるとブラックホールが説明できないから、つじつま合わせで考え出された理論だろう。

ブラックホール内の中性子は、超重力でつぶれた状態になるという考えはやめていただきたい。ブラックホールの最後は、消滅するという考えを読んだことがあるが、消滅したら宇宙が消える。

おかしいと思わないのか?

ブラックホールはエネルギーを蓄積している。ある段階になると形態が維持できず、膨張して銀河を再生するのだ。これまで宇宙はなぞだらけでした。

しかし、このエネルギーを蓄えるという反重力素粒子の性質を考えると、全てのなぞが解けるのではないだろうか。

そして、ここで書かれた内容が学会等で認められたら、大昔の天動説が地動説に変わったように教科書を直ちに訂正してほしい。

 
※本記事は、2021年7月刊行の書籍『新地球論―新宇宙論―新神論』(幻冬舎メディアコンサルティング)より一部を抜粋し、再編集したものです。