[図表4]原子核の振動モデル1
 

図4は、原子核の振動モデルである。宇宙には非常に多くの恒星があるため、多くの振動が見られるが、ケンタウリは太陽系に最も近いので、8.38年周期の大きい振動がケンタウリと太陽系の素粒子衝突である。

最後に、恒星間が近いと、上記の図4原子核振動は大きくなる。その状態で素粒子が衝突すると、原子核振動が小さいときよりも反重力素粒子は力を増していることになる。

また、宇宙の始まりは大きい爆発の「ビッグバン」ではなく、大きい膨張の「ビッグイクスパンション」Big expansionだと認識を改める必要があるだろう。

[図表5]原子核の振動モデル2

(3)ブラックホールの動きについて

太陽の約30倍以上の質量を持つ恒星は、寿命が尽きると超新星爆発を起こすが、その後にできるのが、ブラックホールと考えられている。極めて高密度な質量のため、超重力が発生し、光さえ脱出できない天体となる。

宇宙に存在するブラックホールは恒星系と違う動きをしている。図1のモデルの恒星系の一つをブラックホール化した場合の動きを考察してみる。

恒星系がブラックホール化した場合、強烈な重力になるため、反重力素粒子は跳ね返ることができない。ブラックホールは、恒星系を遠ざける力を持っていないのだ。

[図表6]ブラックホールがある場合の宇宙モデル

このため、ブラックホールは万有引力で物質を引っ張るだけとなる。それで恒星系と違う動きをするのだろうと思われる。

ブラックホールに近い状態である中性子星も同様である。また、寿命が尽きる太陽である赤色矮星など、内部原子は陽子が少なく中性子が多いので万有引力だけと考える。

※本記事は、2021年7月刊行の書籍『新地球論―新宇宙論―新神論』(幻冬舎メディアコンサルティング)より一部を抜粋し、再編集したものです。