保護者の気持ちが保育職員の態度を変える

先日、園外保育で、五才児クラスの子どもたちと海遊館に行きました。そのとき、他の保育園の三才児クラスの子どもたちも一五名ほど来ていたのですが、その子どもたちがあまりにもおとなしく、子どもらしくない様子が心配になりました。

付き添っていた三名の保育士も、目の前の水槽のペンギンなどを見ていてもほとんど無感動といった表情をしているのです。こうした子どもたちを見ると、ふだん保育園でどのような保育を受けているのかと気にかかります。

保護者には、園に子どもを預かってもらったことだけに満足してしまわないで、自分の子がふだん、どう過ごしているのかに気持ちを向けてほしいと思います。そのようなお母さんの姿が、自分たちの保育をふりかえり、子どもたちの気持ちに目を向けるという職員の保育姿勢を引き出すことにつながるように思います。