覚え方の応用例

1.同義語(synonym) を覚える:これは類義語辞典(thesaurus)を使って覚えないと難しいですが、この方法で覚えていくと文章の翻訳や通訳で大きなアドバンテージを生み出します。

2.アメリカ英語とイギリス英語で意味の違う単語(例:ナスはアメリカではeggplant に対しイギリスではaubergine、ズッキーニはアメリカではzucchini ですがイギリスではcourgette になります。他には、subway とunderground で意味が逆のパターンもあります)

3.一つの単語を核として動詞や形容詞、副詞などをリンクさせる方法(図1)

[図1]1つの単語から語彙を増やす方法(例:success)

4.共通の接頭語や接尾語などがつく単語を覚える方法(図2)

[図2]共通の接頭語や接尾語などがつく単語(例、re~)

5.語源から関連づけて覚える方法また、習熟度を高めるコツとしては、身近なもの、興味・関心が高まるもの、生活や学習、仕事面などで使う頻度の高いものから優先的に手掛けていくと覚えやすいかと思います。

ただ、文や表現として使っていくには単語だけでは限界があります。あくまでも学習のファーストステップとして考えてください。単語を覚えたら2 語文、3 語文と語数を増やしながら徐々に長いフレーズを作っていきます。

語数を増やしていくためのコツですが、短縮形や省略形の使い方、連語やイディオムの効果的な活用が鍵になっていきます。それでは実際に2語文、3語文を作ってみましょう。

※本記事は、2021年4月刊行の書籍『電車で学ぶ英会話』(幻冬舎メディアコンサルティング)より一部を抜粋し、再編集したものです。