不幸は人を強くさせる

幸せをやたらアピールしたがる人は実は幸せではないらしい

自分がいかに特別な存在かを周囲に見せつけて他人の気を引こうとしているだけ

たいした役割もないくせに単なる虚しさと寂しさの裏返しに過ぎない

そのことに早く気付けよ

だからやっぱり人間は孤独が大切だ

不幸は人を正直にさせる

そういえば優しさの「優」はなぜ「人偏(にんべん)」に「憂う」と書くのだろうか

「喜怒哀楽」という人間の感情の中で

一番価値のある感情は「喜」でも「楽」でもなく

実は「哀」だということを理解している人はきっと深い人なのだろう

きっと素敵な人なのだろう

※本記事は、2021年6月刊行の書籍『愛は人を選ぶ』(幻冬舎メディアコンサルティング)より一部を抜粋し、再編集したものです。