(3)睡眠や気分に対する効果

PQQの効果はまだまだあります。

前章で「睡眠の質の低下がさまざまな病気の原因になっている」という話をしましたが、PQQは睡眠や気分に対する効果があることが試験で確認されているのです。

睡眠に問題があると自覚し、疲労感もあるという成人勤労男女を対象に、毎日PQQを20㎎経口摂取しながら、8週間にわたる試験を行った結果、睡眠の質と睡眠時間が向上したことが確認されています。

また、気分や感情について質問を行うPOMS(ProfileofMoodStates)試験では、不安、緊張、抑うつ、怒り、敵意、活気、疲労、混乱などの値は低下し、活気は上昇したことが確かめられたのです。

このことから、PQQはストレス緩和作用があり、ネガティブな感情や疲労感を低減するとともにポジティブな感情を高める効果があることがわかりました。

PQQに眠気や気分の改善効果があるというのも、すばらしいですね。

なぜなら、ストレスを抱える多くの現代人にとって、睡眠の質の向上とストレス改善のために役立つと思われるからです。

※本記事は、2021年2月刊行の書籍『人生100年時代健康長寿の新習慣』(幻冬舎メディアコンサルティング)より一部を抜粋し、再編集したものです。